あまちゃんが観たいっ

八日目の蝉

『八日目の蝉』と井上真央ちゃん

「優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした」。これを目にしただだけでも心揺さぶられる人も多いのでは無いでしょうか。『八日目の蝉』は角田光代のベストセラーということもあり、既に原作を読んだことのある人もたくさんいる中で、またNHKドラマ『八日目の蝉』を見て、女優陣たちの好演を眼にした上で、本作を鑑賞したという人も少なくはないでしょう。ここでは井上真央ちゃん主演映画の『八日目の蝉』についてまとめました(´▽`)

概要

監督は、『孤高のメス』など社会派エンターテインメント作品で定評のある成島出。誘拐された少女の大学生時代を井上真央が演じ、愛人の娘を誘拐する女性に永作博美がふんするほか、小池栄子や森口瑤子、田中哲司など実力派俳優が勢ぞろいしています。この映画は、物語を通して「最初に二人が言っていたとおりだった」とわかる、という構成なんです。あれ?普通は失われた4年間をたどることによって「最初に二人が言っていたことと、事実は違った」とわかる、というのが普通の構成ですよね??型通りにしなかったことに理由があるのか、ないのかわからないですが、ちょっと変わってることは確かです。

前半と後半

『八日目の蝉』は前半と後半、2つのパートに分かれて進行していきます。前半の主人公は野々宮希和子。物語は、不倫相手の子を宿すも、出産を諦めざるを得なかった希和子が、男が妻との間にもうけた赤ん坊を一目見ようと留守宅に侵入。そのまま赤ん坊を誘拐してしまうところから幕を開け・・・。そんな直木賞作家・角田光代が手がけた初の長編サスペンス小説を映画化した『八日目の蝉』は、赤ん坊を誘拐した女と、彼女に育てられた少女。2人が背負ってしまった痛さや切なさを綴った感動作です(ノД`)

『八日目の蝉』あらすじ

野々宮希和子(永作博美)は、不倫相手の子供を中絶した。希和子の不倫相手は、恵理菜の父、秋山丈博(田中哲司)である。本妻である秋山恵津子(森口瑤子)が生んだ赤ん坊を盗み、逃亡する。希和子は赤ん坊に、堕胎した子につけるはずだった薫という名前を付け、実の娘として育てる。4歳まで希和子に育てられた秋山恵理菜(井上真央)。大学生になった彼女は、実の両親と折り合いが悪くひとりで暮らしている。そして、封印していた記憶と向きあうため、かつての逃亡生活をたどるのだった・・・。

朝ドラ!大好き!

映画とドラマの違い

映画・ドラマの再放送を両方観たのですが、話の内容で少し違うところがあります☆

  • ラストシーンで、映画では薫と希和子は顔を合わせていない、ドラマでは港で希和子が薫を見つめていた。
  • 薫(恵理菜)の不倫相手が映画では「劇団ひとり」で3枚目、ドラマでは「岡田浩暉」で2枚目(笑)
  • 映画では小池栄子演じるマロンがけっこう場面に出てきますが、ドラマではそうでもない。
  • 小豆島のそうめん屋さんが、映画では製造業、ドラマでは飲食業(そうめん)だった。
  • ドラマでは小豆島で希和子が岸谷五朗演じる漁師と良い雰囲気にばるが、映画ではそれはなかった。

こんなところでしょうか。私は『綱引いちゃった!」井上真央ちゃんの映画にどっぷりハマったことをきっかけにこの映画を見て、さらにその後ドラマを観ましたが、壇れいさんの希和子、北野きいちゃんの薫もとても良かったですよ(^-^)

原作と映画

『八日目の蝉』の原作は二つの章に分かれています。彼女が本妻の娘を連れて逃亡する章と、成長した娘が逃亡の跡をたどる章です。『八日目の蝉』はこの二つの物語を時系列に追うのではなく、交互に配置して自在に時間軸を行き来しつつ、二人の女の心情を描写しています。映画ならではの構成だからこそ可能かもしれませんが、それらが重なり合い、補い合いながら、女とは何か、母とは何かを問い続けるのです(><)旅の行く先々で、ときには女だけの社会に立ち寄り、ときには田舎の暮らしに触れ、子育てを巡るコミュニティのあり方さえも問いながら、母から子への愛があることを確かめようとするその姿には心打たれます。

監督と脚本

『孤高のメス』で医療問題と命の尊厳を問いた成島出監督が、『八日目の蝉』でも「母」と「子」を通して、生命とは何か、親子とは何かを問いかけます。複雑な構成をすんなりと受け入れさせるのは、何といっても脚本の上手さに尽きるかもしれません(´∀`)『パーマネント野ばら』で叙情的でありながら緊密なドラマを味わわせてくれた奥寺佐渡子氏は、『八日目の蝉』でも巧みな脚本で飽きさせません!

蝉の儚い命

この映画のタイトルでもある八日目の蝉。最後のセリフにその全てが託されました。蝉は何年もの間地中で幼虫として成長し、木に這い上がって脱皮して成虫になります。でも、たった7日間で死んでしまう儚い命です。そうやって、ひと夏の間に一生を終えてしまう蝉の中で、もう一日長く生きて、八日目の蝉がいたら、きっと寂しいだろうという・・・。深いですよね。そんな蝉本当は幸せなのか、不幸せなのか。恵理菜が母の愛情を知らずに、遠い昔に置き忘れて生きてきたことが、その心に抜け落ちてしまったものを感じていることこそが、何よりもこの八日目の蝉だったのかもしれません。ですが、その蝉には7日で命を終えた蝉には見れない景色があり、恵理菜(井上真央)に見えた幼き日の記憶は、間違いなく彼女の心を救ってくれたはずです。

ロケ地

映画「八日目の蝉」のロケ地は小豆島です。海と、空と、雲と、光と、木と、花と、この小豆島にはギュッときれいなものがいっぱい詰まっています。恵理菜(薫)と希和子が幸せな時間を過ごした景色に触れながら、ゆっくりのんびり島巡り。自然と、心と体が癒されていくことに気づくはず!映画「八日目の蝉」のロケ地をまとめてみました(*´∀`*)

中山農村歌舞伎舞台

映画版で希和子と薫が芝居見物をした中山農村歌舞伎舞台は、中山春日神社の境内にあります。建物は国指定重要有形民俗文化財で、歌舞伎の上演日以外は外観のみ見学可能です。地元の人々や子どもたちによる農村歌舞伎は、毎年秋に上演され、大勢の観客でにぎわいます。

☆住所:小豆郡小豆島町中山1487

中山千枚田

映画では、ストーリー展開の鍵になる伝統行事「虫送り」が幻想的に描かれています。島のほぼ中央に位置する中山地区。室町時代から江戸時代にかけて造られたと言われる棚田は「日本の棚田百選」に選ばれています。標高150~250mの山肌沿いに、大小733枚の田が連なる様はまさに圧巻です!

☆住所:小豆郡小豆島町中山

寒霞渓

閉ざされた世界から飛び出した二人、特に薫にとっては生まれて初めて出合う大自然の景色であり、小豆島に寄せる郷愁の原点となります。日本三大渓谷の一つである寒霞渓は、希和子と薫も訪れた景勝地です。ロープウェイ(片道5分)の空中散歩は小豆島観光のハイライトコース。新緑の春と紅葉の秋はまさに絶景です。

☆住所:小豆郡小豆島町神懸通

戸形崎

映画では希和子たちの足跡を辿って恵理奈と千草もやってきます。小豆島の最西端、戸形崎は幼い薫が遊んだところ。かつてウミガメがやってきて産卵したという砂浜は大変美しく、海の青とのコントラストが印象的。夕暮れ時、波の音を聞きながら夕日を眺めるのも島ならではの楽しみです。

☆住所:小豆郡土庄町甲

重岩

映画版のエンドロールに映し出される巨大な石「重岩(かさねいわ)」は小豆島に数多く残る石切丁場跡の一つ、小瀬の丁場でひときわ存在感のある。どんな経緯でここに座するようになったかは未だ謎のままですが、小瀬石鎚神社のご神体として祭られ、大切にされています。不思議に満ちたこの場所で、神秘の力を感じてみては?

☆住所:小豆郡土庄町甲

スタッフ

  • 監督:成島出
  • 原作:角田光代
  • 脚本:奥寺佐渡子

キャスト

  • 井上真央
  • 永作博美
  • 小池栄子
  • 森口瑤子
  • 田中哲司
  • 市川実和子
  • 平田満
  • 劇団ひとり
  • 余貴美子
  • 田中泯
  • 風吹ジュン
  • 渡邉このみ
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